_・)Keep Smiling

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Voice Kitが届いたよ

この記事はRaspberry Pi Advent Calendar 2017 - Adventarの22日目の記事です。 微妙に遅刻ですが気にしないで書きます。

AIY Projectとは

Googleさんが始めた”AI自作プロジェクト”がAIY Projectsです。

aiyprojects.withgoogle.com

サイトを見てもらえばいきなり写真が出てきますが、カードボード型のケースに各種デバイスとRasPiを突っ込んでAI制御できちゃうようなものを自分自身でつくってみないか?って言う感じのプロジェクトですね。

現在はVoice KitVision Kitの2種類が販売されています(Vision Kitは現在予約受付中で12月31日発売予定)が、日本で購入できるのはVoice Kitのみとなります。とは言え、Vision Kitはやってることも画像解析なんで敷居高そう・・・お値段もやや高め・・・。詳しくはEngadgetさんの記事あたりを見て頂くのが良いでしょう。

japanese.engadget.com

Voice Kitの販売について

日本からはまだ注文できないVision Kitと違い、Voice KitはRaspberry Piの販売でもおなじみの各社さんから比較的簡単に日本で購入できます。

他にAmazonでも販売している業者が見つかりますが割高なのでやめておいた方がいいでしょう。

私は、販売発表当初にこりゃ面白そうだなーって思って、いつものとおりPimoroniで注文しました。こんなにあっさり日本で買えるようになるならもう少し待ってても良かったかなーと思ったり思わなかったり・・・。

ちなみに、このKitにはRaspberry Piは含まれておりません。MicroSDカードやUSB電源などと合わせてKSYさんやスイッチサイエンスさんから購入するのが良いでしょう。

で、Voice Kitで何ができるの?

そもそもアドカレに登録下地店では、Voice Kitの組み立てや出来ることの紹介をするつもりだったんですが、時感が過ぎる中で結構きっちり紹介しているBlogがいくつも出てきたのでぶっちゃけ私が書く必要はないなー・・・とか思っちゃっています・・・。

まぁ簡単に言えば「自家製Google Homeが作れる!(かも)」という感じですね。

Voice Kitは酷く乱暴に言うとマイクとスピーカーとやや大きめのボタンがRasPiにくっついたよーってなキットで、音声認識についてはInternetを経由してGoogle Cloud Platform上のAPIを利用しにいきます。本当にこれだけだったら日本語もサクサクつかえてお値段的にも安いGoogle Home miniあたりを買うのがお勧めなんです。

しかしVoice Kitの場合はRaspberry PiのGPIOを有効活用することが出来てしまいます。現在日本で市販されている各種AIスピーカーのホームコントロールが電球とか赤外線コントロールくらいしか対応していないのに対して、Voice Kitでは音声でサーボモータを制御できちゃったり、モーターを駆動させちゃったりできる訳です。レッドスネークカモーンで蛇を出すのなんてお茶のこさいさいなわけですよ(ネタも表現も古い)。

ただし、注意点もけっして少なくありません。例えば・・・

  • Google Cloud Platformにアカウントの登録が必須である
  • 各種APIの仕様や使い方を学ぶ必要がある
  • デモスクリプトでも使用するGoogle Assistant APIは日本語対応していない
  • APIの種類によっては使用量に応じた課金が生じることがある

などなど−・・・ですね。

特に最初はプログラミングやGoogle CloudのAPI利用に関して慣れていない方だと、基本的に英語での音声コマンド利用となると思います。Google Homeのように便利になんでも日本語音声で・・・という為のものではないということは理解しておいた方が良いでしょう(決して日本語での音声コマンドが使えないというわけではありません)。

この記事を読め

完全に他人の褌で相撲を取る感じですが、Voice Kitの良記事を書かれているBlogなんかを紹介したいと思います。同じようなこと重複して書いてもあまり意味ないですしね・・・。

まず最初はクレウエタンさんの一連の記事。Voice Kitの到着から組み立て、そして起動から日本語での音声コマンドによる制御まで一通りの作業を苦労した話も交えて面白く紹介してくれています。

kureuetan.com

お次はAzuritonさんの一連の記事。こちらも複数の記事で丁寧に組み立てからGCPへの登録などの作業を紹介されています。クレウエタンさんの記事も失敗談とか感想とか多めで読み物として好きなんですけど、Azuritonさんのは実用性が高くて読みやすい感じがしますね。

azriton.github.io

最後は販売もしているスイッチサイエンスさんの記事。こちらは1つの記事の中で簡潔に紹介しているので手軽に読むことができます。こんな感じなんだなーっていうのを掴むのにはいいと思います。

mag.switch-science.com

まだまだ他にも見つかるので、ググりつつ探してみるのが吉かと思いますです。

私の場合

んで、せっかくなので私の感想なんてものも。

実はAIスピーカーに関してはこのVoice Kitが初めてでした(その後、招待によりAmazon Echoはゲットしてます)。

AIY Projectで配布している標準OSイメージについているデモスクリプトだけでもアレコレあそべて楽しかったですが、やっぱり英語音声コマンドでもGoogle Homeなんかと比べると出来ることも少ない(もしくはどうすればいいか分からない)ってのが多くて戸惑いました。

一番ネックだったのは、私の工作って基本深夜に一人ひっそりといつもやってるので家族の寝静まった家の中では音声で遊ぶのが非常に難易度が高いという点でした。自分の声だけでもウルサい!って言われそうなんですけどそれにスピーカーの音声も加わりますしね・・・。まぁ、ボリューム調整したりなんなら出力をイヤホンにしたらいいのかもしれないですけど、それもねぇ。。。?

とはいえ、このまま活用できないのももったいないので、年末年始のお休みを利用して何か音声で遊べるものを考えたいと思います(作るとは言ってない)。本当は音声でEjectコマンドを実行してウィーンする・・・なんても考えていたんですが・・・うう。

_・).。oO(音声制御のタンクとかならいけるかもしれない?)

ちなみに、私の拙い英語で話しかけても結構認識してくれるのは嬉しかったです。(英語版の)Siriさんが出始めた頃はさっぱり認識してくれなくて途方に暮れましたからね・・・。

まとめ

てなわけでなんか中途半端な報告日記みたいになってしまいましたがAIY ProjectのVoice Kit紹介でした。まだまだ(言語的な)制約もありますが、いずれGCPAPIも日本語対応がもっと進んでくれると信じていますので、これからが楽しみなKitなのではないでしょうか。音声制御できる変態的面白い工作がドンドンでてきてくれると良いですね。