_・)Keep Smiling

モソモソと日々の雑感を書き溜めるというか書き殴るというか書き捨てるというか

_・)コミュニケーションの話をしようじゃないか

このBlogに記事が投稿されたということは・・・そうです。アドカレです。1年はやいなぁ・・・。 今年はギリギリまでスタッフとしていろいろなカンファレンスに参加していたので、アドカレのエントリーも(いまのところ)1つだけだったりします・・・。

というわけで、この記事は 技術イベント・カンファレンス運営のノウハウ(1枚目)Advent Calendar 2025 の 12日目の記事です。

2025年もMeetupやカンファレンスの運営に沢山参加してきたので、まぁ書いても許されるかな?という感じで、自由に書き綴っていきます。

テーマは「コミュニケーション」です。

世の中にある問題の根底にはコミュニケーションに原因がある

と、でっかい風呂敷を広げましたが、ごめんなさい。全部ではないと思っているのに書きました!えへへ・・・。

とはいえ、大部分の問題の根底にはコミュニケーションの「まずさ」が転がっていたりするとは本気で考えています。単純にコミュニケーションそのものが不足している場合もあれば、勘違いや決めつけ、もしくは相手の意見や話を聞かないといった一方通行なやりとりなんかもコミュニケーションの問題ですね。

じゃあどうすればいいのか?ってのも一言では表現しにくいんですが、結局のところ「相手のことをよく考えてコミュニケーションをとり続けよう」また「コミュニケーションを取りやすくなる環境をつくる努力をしよう」ということになるんじゃないかな?と思っています。

世界平和も結局これですよ、これ。

コミュニケーションの場としての集まり

ではそれがMeetupやらカンファレンスとどう関係するのか・・・・ということについては、なんとなく皆さんも想像はつくのではないでしょうか?

こうしたイベントの価値は人それぞれというのも理解はしているものの、私個人としては「ネットワーキング」にこそ最大の価値があると感じています。人と人とが集いあって知見を持ち込み相乗効果を生み出すという化学変化を、いつも心の中で期待しているからこそカンファレンス運営をやっている気がしちゃっているのです。

逆に言えば、人々が繋がりあい、より良いコミュニケーションをとり続けるための場とならないのであれば、Meetupやカンファレンスを開催する意味すらぼやけてしまうのではないか、、、とまで思うわけです。

コミュニケーションがうまくいっていないと起こること

では、実際にコミュニケーションがうまくいっていないとき、一体どんなことが起きてしまうのでしょうか?

実際に私が経験したことも踏まえながら、少し書き出してみます。

参加者として

  • 初参加だったけど誰と話せばいいか分からなかった
  • 懇親会で誰にも話しかけられずボッチになってしまった
  • 知り合いのグループが固まっていて輪に入りづらかった
  • 内輪ノリについていけず疎外感があった
  • 軽く自己紹介だけして終わり、その後の関係につながらなかった
  • 質問したかったけど声を挙げる勇気が出なかった
  • セッションのあと登壇者と話す機会がなかった

登壇者として

  • Ask the Speakerブースに座っていたけど、ほとんど誰も来なかった
  • 登壇後のケアが乏しく、どうしたらいいか分からなかった
  • 運営からの連絡が不十分で、当日まで不安だった
  • 聴衆からの意見を吸い上げる仕組みがなく交流が図りにくかった

当日ボランティアとして

  • 事前の情報共有が乏しく、当日までなにをするかよく分からなかった
  • 全体の組織体制が不透明で、どういう指揮形態で動くべきかが分かりにくかった
  • 初めて会う人が多いけど、名前と顔が一致しないで苦労した

運営メンバーとして

  • 自分のチーム以外がどんな動きをしているか把握しづらかった
  • 他の人が抱えている課題が見えずにHelpできなかった
  • 初参加メンバーが意見やアイデアを出しづらい雰囲気があった
  • せっかく魅力的な企画を準備したのに正しく参加者に伝えられていない

コミュニケーションが取りづらい環境、コミュニケーションのきっかけがない状況、コミュニケーションへの配慮が足りない体制。 ・・・いかがでしょう。どれも「あるある」ではないでしょうか。

伝えるということを真剣に考えて、かつ、相手からのフィードバックを正しく受け取る。

参加者自身の協力や努力という部分ももちろん重要ですが、それだけではなくイベント全体としてコミュニケーションを促進する仕掛けや配慮が欠けている場合、このような問題が起こってしまうのではないでしょうか?

CloudNative Daysでの取り組み

手前味噌ですが、私が運営メンバーとして長年参加しているCloudNative Daysでは、Co-Chairのお二人が特にこの部分への配慮をしていると感じています。

もちろんそれでも満点とは言いませんし、毎回、改善すべき点は振り返りの中で見つかるのですが、それでも回を重ねる毎に改善を継続して行えているのではないか?と思っています。

この冬に実施した「CloudNative Days Winter 2025」においても、参加者がカンファレンスで楽しく交流できるような工夫をいろいろと試みました。ここでは、そのいくつかを紹介させてください。

デジタル名刺交流

デジタル名刺サービス「プレーリーカード」を活用した交流施策です。紙の名刺交換よりもハードルが低く、スマホをかざすだけで連絡先を交換できます。プロフィールに書かれた興味・関心をもとに、共通点などから会話のきっかけをみつけ、自然に交流できるように企画しました。

会話デッキバトル

オリジナルのカードゲームを制作しました。カードに書かれたお題をきっかけに会話が始まる仕掛けです。「初対面で何を話せばいいか分からない」という問題を、ゲームという形式で解消しようという試みで、懇親会などでも活用して交流して頂きました。

ゆるカフェエリア

参加者同士がゆるりとフラットに話せる空間で、バリスタの淹れた美味しいコーヒーと共に過ごして頂くという企画です。気軽に登壇者に質問したり、参加者同士で交流したりできる場とするだけではなく、スポンサーブースと合わせた部屋とすることで人の流入が発生するように工夫しています。


これらはコミュニケーションが生まれやすくなるような「きっかけ」や「場」を用意するという考え方からでてきた企画です。特に、初めて参加した人でもカンファレンスを楽しんでもらえることを目指して知恵を絞りました。

おわりに:コミュニティをドライブさせるコミュニケーションを目指して

ちょっと調べたところ「コミュニケーション(Communication)」の語源は、ラテン語の「Communis」で、「共通の」「共有する」「分かち合う」という意味があるそうです。

また、「コミュニティ(Community)」の語源も同じくラテン語の「Communitas」であり、こちらも「共有された」「公共の」といった意味を持っているそうです。

技術コミュニティが主導するイベントであろうと、企業が主導する商業イベントであろうと、人が集う以上、それは「コミュニティ」です。そしてコミュニティである以上、「コミュニケーション」に重きを置くべきなのは当然のことなのかもしれません。

コミュニケーションの価値を正しく認識し、より良いコミュニケーションが取れるように配慮し、知恵を絞って工夫を凝らす。決して簡単なことではありませんが、その積み重ねこそがイベントの価値を最大化してくれるのではないでしょうか。

参加者が「来てよかった」と思えるイベント、登壇者が「話してよかった」と思えるイベント、運営が「やってよかった」と思えるイベント、それを実現する鍵が「良質なコミュニケーション」にこそあると考えています。

ぜひ皆様の運営するイベントでも「より良いコミュニケーション」が取れることを目指して、工夫を凝らしてみてください。そんなイベントに私も参加してみたいなぁ〜と心から思います。